VTuberとは、2Dや3Dのキャラクターを使って動画やライブ配信をする人のことです。近年、VTuberは大人気で、多くの人がVTuberになりたいと思っています。しかし、VTuberになるにはどんな機材が必要なのでしょうか?また、それらの機材にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?この記事では、VTuberに必要な機材と費用の目安をご紹介します。
VTuberに必要な機材
VTuberになるためには、基本的に高性能のPCやマイク、カメラなどの本格的な機材を用意することが望ましいです。しかし、それらの機材は種類やスペックによって価格が大きく異なります。また、2Dや3Dのキャラクターモデルも必要ですが、それらを自分で作るか、既存のものを使うか、外注するかでも費用が変わってきます。そこで、以下では、VTuberに必要な機材を大きく分けて3つのトピックにして解説していきます。
何でもできるパソコンを選ぶ
PCはVTuberにとって最も重要な機材です。PCはキャラクターモデルを動かすために必要ですが、そのためにはある程度のスペックが必要です。特に3Dモデルやゲーム実況をする場合は、高性能なグラフィックカードやメモリーが必要です。また、動画編集や配信ソフトもPCで動かす必要があります。そのため、一般的なPCでは不十分で、ゲーミングPCやクリエイター向けPCを選ぶことがおすすめです。
おすすめパソコンと金額
- ドスパラ raytrek ZF 11900K搭載モデル:329,980円
- ツクモ クリエイターPC WA9J-F213/ZT:209,800円
- パソコン工房 SENSE-M056-117-RBX:178,880円
ドスパラ raytrek ZF 11900K搭載モデルは、最新のCore i9プロセッサーとGeForce RTX 3070を搭載したハイエンドモデルです。高速データ処理や重たい動作もストレスなく行えます。4K解像度で書き出したり、YouTubeやFacebookに直接アップロードしたりもできます。
ツクモ クリエイターPC WA9J-F213/ZTは、第12世代Intel Core i9プロセッサーを搭載したハイエンド水冷PCです。8Kレベルで映像を編集したり、高精細なCG・アバター制作やVRを活用したゲーム配信までこなせます。
パソコン工房 SENSE-M056-117-RBXは、第11世代Intel Core i7搭載だからできるコストパフォーマンスに優れたPCです。グラフィックスにRTX 3060を採用しているため、映像に強いモデルです。ミニタワーモデルになっているため、比較的省スペースに収まります。
PCはやっぱり高いんだね。でも、安いと後で困るかもしれないから、しっかり選ばないとね。
そうだね。PCは長く使うものだから、一度に良いものを買っておくと、後々楽になるよ。予算に合わせて、自分のやりたいことに対応できるPCを選んでね。
ありがとう。じゃあ、次はマイクとカメラについて教えてくれる?
WEBカメラの選び方
Webカメラの選び方には以下のポイントがあります。
- 解像度:画像の縦横の画素数で、画質の良さを表します。4KやフルHDなどの高解像度のカメラは高価ですが、トレースだけならHD(1,280×720)で十分です。
- フレームレート:1秒間の映像を何枚の静止画で表現しているかで、動きの滑らかさを表します。60fpsなどの高フレームレートのカメラは映像がなめらかになりますが、ファイルサイズが大きくなります。トレースだけなら30fpsで十分です。
- 画角:カメラで撮影できる範囲を角度で表した数値で、広い範囲を撮影できるかどうかを表します。広い画角のカメラは映像が歪みやすいですが、コラボなど複数人で撮影する場合は便利です。トレースだけなら60°程度で十分です。
WEBカメラのおすすめ商品
- ロジクール C270n:2,000円台と手頃な価格で、USB接続で簡単に使えるWEBカメラです。解像度はHD(1,280×720)、フレームレートは30fps、画角は55°とトレースに必要なスペックを満たしています。
- エレコム UCAM-C520FEBK:3,000円台とやや高価ですが、イヤホンマイクが付属しており、相手の声が周囲に漏れず会話できます。解像度はHD(1,600×1,200)、フレームレートは30fps、画角は68°とトレースに必要なスペックを満たしています。
- バッファロー BSW500MBK:7,000円台と高価ですが、広角レンズを搭載しており、画角は120°と広範囲を撮影できます。解像度はフルHD(1,920×1,080)、フレームレートは30fpsと高画質でトレースできます。
マイクの選び方
マイクの選び方については以下のポイントがあります。
- 指向性:マイクが音声を拾う方向性で、自分の正面からの集音に特化した単一指向性と周囲の音を均等に拾う全指向性(無指向性)があります。「歌ってみた」やゲーム実況などを撮影する場合は単一指向性、「踊ってみた」やコラボなどを撮影する場合は全指向性がおすすめです。
- 音質:マイクが録音する音声の質で、ノイズや歪みが少なくクリアなものが良いです。音質は指向性や形状、マイクからの距離などによって変わります。また、音質は好みによっても異なりますので、実際に使ってみて自分に合ったものを探すことが大切です。
- 形状:マイクにはヘッドセット型やスタンド型、クリップ型やフラット型などさまざまな形状があります。ヘッドセット型は動きのある動画を撮影するのに便利ですが、音質はスタンド型に劣ります。スタンド型は高音質で「歌ってみた」などに向いていますが、マイクスタンドが必要です。クリップ型はコラボなど複数人で収録するのに便利ですが、衣服の音が入りやすいです。フラット型は全指向性で離れた場所の音声も拾えますが、周囲のノイズも入りやすいです。
マイクのおすすめ商品
- Razer Kraken:9,000円台とやや高価ですが、ヘッドセット型で装着感が良く、冷却ジェルが入ったイヤークッションで長時間使用しても快適です。マイクは単一指向性で不要な環境ノイズを取り除いてくれます。
- NEUMANN TLM102 NICKEL:10万円台と非常に高価ですが、スタンド型で高感度で幅広い周波数の音を拾えます。音質は非常にクリアで「歌ってみた」などに最適です。
- 3Dio Free Space:6万円台と高価ですが、フラット型で全指向性で立体的な音を録音できます。耳の形をしたマイクで、人間の聴覚に近い音を再現できます。ASMRなどに向いています。
キャラクターモデルの作り方
VTuberになるためには、キャラクターモデルも必要です。キャラクターモデルは、自分の分身となる2Dや3Dのキャラクターのことです。キャラクターモデルの作り方や費用の目安を、以下にまとめてみました。
- 自作:自分でイラストや3Dモデリングソフトを使ってキャラクターモデルを作る方法です。自分の好みやオリジナリティを表現できますが、技術や時間が必要です。また、著作権や肖像権にも注意が必要です。
- 既存:既に存在するキャラクターモデルを使用する方法です。無料や有料で配布されているものがあります。手軽に始められますが、他のVTuberと被る可能性があります。また、利用規約や著作権にも注意が必要です。
- 外注:プロのイラストレーターや3Dモデラーに依頼してキャラクターモデルを作ってもらう方法です。自分の希望に沿った高品質なキャラクターモデルを得られますが、費用がかかります。また、契約内容や著作権にも注意が必要です。
以上です。ご参考になれば幸いです。
キャラクターモデルの費用の目安
- 自作:無料~数万円程度。イラストや3Dモデリングソフトは無料で使えるものもありますが、有料で購入する場合は数千円~数万円程度かかります。また、ペンタブレットなどの機材も必要です。
- 既存:無料~数万円程度。無料で配布されているキャラクターモデルもありますが、有料で購入する場合は数千円~数万円程度かかります。また、カスタマイズする場合は追加料金が発生する場合もあります。
- 外注:数万円~数百万円程度。プロのイラストレーターや3Dモデラーに依頼する場合は、その技術や人気によって価格が大きく変わります。また、修正や納期などの条件によっても費用が変わります。
キャラクターモデルは難しそうだね。でも、自分らしさを出せるから楽しそうだね。
そうだね。キャラクターモデルは自分の個性を表現できるから大事だよ。でも、著作権や肖像権には気をつけてね。
ありがとう。じゃあ、最後にまとめてくれる?
まとめ
VTuberになるためには、PCやWEBカメラ、マイク、キャラクターモデルなどの機材が必要です。それぞれの機材には種類やスペック、価格が異なります。予算や目的に合わせて、自分に最適な機材を選ぶことが大切です。VTuberに必要な機材と費用の目安をまとめたので、参考にしてください。