仮想通貨はビットコインをはじめとして、イーサリアムやリップルなど様々な種類があります。しかし、仮想通貨を購入するには取引所を利用する必要がありますが、どの取引所を選ぶべきでしょうか? また、一つの取引所に限定せずに、複数の取引所に口座を持つことにはどんなメリットがあるのでしょうか? 本記事では、仮想通貨を複数持つメリットとおすすめの取引所を紹介します。
仮想通貨を複数持つメリット
仮想通貨を複数持つことには、以下のようなメリットがあります。
- 取引所の長所を活かせる
- 銘柄の種類を増やせる
- リスクの分散ができる
本記事では、各メリットが具体的にどういうことかを紹介していきます。
取引所の長所を活かせる
仮想通貨取引所には、それぞれに特徴があります。例えば、手数料の安さや取り扱い銘柄の多さ、レバレッジやレンディングなどの機能などです。複数の取引所に登録すれば、それぞれの長所を利用して、自分の投資スタイルに合わせて取引することができます。
提案
各取引所ごとに手数料や機能面が異なっており、自分に合った取引所を選びましょう。以下におすすめの取引所をご紹介します。
- Coincheck(コインチェック)
- DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
- bitFlyer(ビットフライヤー)
Coincheck(コインチェック)
Coincheckは、日本で最も人気のある仮想通貨取引所の一つです。17種類の豊富な銘柄を取り扱っており、日本円から簡単に購入できます。また、スマホアプリがシンプルで使いやすく、積立投資やレンディングなどのサービスも提供しています。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoinは、DMMグループが運営する仮想通貨取引所です。19種類の銘柄を扱っており、手数料が無料なのが特徴です。また、レバレッジ取引やスワップポイントなどの機能も充実しています。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは、日本最大級の仮想通貨取引所です。15種類の銘柄を扱っており、ビットコインやイーサリアムなどの主要な銘柄は高い流動性を誇ります。また、レバレッジ取引やFXなどの機能も豊富であり、上級者向けの取引所と言えます。ただし、手数料は他の取引所に比べて高めであり、初心者にはやや使いにくいかもしれません。
取引所によって特徴が違うんだね
自分の目的に合った取引所を選ぶといいよ
手数料や機能は重要だもんね
銘柄の種類を増やせる
仮想通貨はビットコインだけではありません。イーサリアムやリップルなどのアルトコインと呼ばれる銘柄も多数存在します。しかし、一つの取引所では扱っていない銘柄もあります。複数の取引所に登録すれば、銘柄の種類を増やして、自分のポートフォリオを多様化することができます。
提案
アルトコインを扱っている取引所を選ぶ
- Zaif(ザイフ)
- Binance(バイナンス)
- Huobi(フォビ)
Zaif(ザイフ)
Zaifは、日本で唯一モナコインを扱っている仮想通貨取引所です。モナコインは日本発祥の仮想通貨であり、国内で高い人気を誇ります。また、Zaifは手数料が安く、NEMやCOMSAなどの銘柄も扱っています。
Binance(バイナンス)
Binanceは、世界最大級の仮想通貨取引所です。200種類以上の銘柄を扱っており、アルトコインの種類は他の取引所に比べて圧倒的に多いです。また、Binanceは独自のトークンであるBNBを発行しており、BNBを利用することで手数料が割引されるなどの特典が受けられたりします。
Huobi(フォビ)
Huobiは、中国発祥の仮想通貨取引所です。100種類以上の銘柄を扱っており、Binanceに次ぐ規模を誇ります。また、Huobiは独自のトークンであるHTを発行しており、HTを利用することで手数料が割引されたりします。
リスクの分散ができる
仮想通貨は価格変動が激しい投資対象です。一つの銘柄に偏って投資すると、その銘柄の価格が暴落した場合に大きな損失を被る可能性があります。複数の銘柄に分散して投資すれば、リスクを低減することができます。また、銘柄によっては相関関係が低いものもあります。例えば、ビットコインとイーサリアムは比較的高い相関関係にありますが、ビットコインとモナコインは低い相関関係にあります。 このように、相関関係の低い銘柄を組み合わせることで、ポートフォリオの安定性を高めることができます。
提案
相関関係の低い銘柄を組み合わせる
- ビットコインとモナコイン
- イーサリアムとテザー
- リップルとポリゴン
ビットコインとモナコイン
ビットコインは仮想通貨の代表格であり、世界中で広く認知されています。モナコインは日本発祥の仮想通貨であり、国内で高い人気を誇ります。ビットコインとモナコインは相関係数が0.1程度と低く、価格変動に影響し合わない傾向があります。 このように、世界的な規模と国内的な規模の銘柄を組み合わせることで、リスクの分散ができます。
イーサリアムとテザー
イーサリアムはスマートコントラクトや分散型アプリケーションを実現するプラットフォームです。テザーは米ドルと連動して価値が安定するステーブルコインです。イーサリアムとテザーは相関係数が0.2程度と低く、価格変動に影響し合わない傾向があります。 このように、技術的な革新性と価値の安定性の銘柄を組み合わせることで、リスクの分散ができます。
リップルとポリゴン
リップルは国際送金や決済を効率化するプロトコルです。ポリゴンはイーサリアムの拡張性やスケーラビリティを向上させるレイヤー2ソリューションです。リップルとポリゴンは相関係数が0.3程度と低く、価格変動に影響し合わない傾向があります。 このように、異なる領域や層で活躍する銘柄を組み合わせることで、リスクの分散ができます。
相関関係って大事なんだね
相関関係を調べるツールもあるから使ってみてね
銘柄の組み合わせにも工夫がいるんだね
まとめ
仮想通貨を複数持つことには、取引所の長所を活かせる、銘柄の種類を増やせる、リスクの分散ができるというメリットがあります。しかし、複数の取引所に登録する場合は、セキュリティや法的な保障などにも注意が必要です。また、銘柄の選択や組み合わせにも自分の目的やリスク許容度に合わせて慎重に行う必要があります。仮想通貨は高いリターンを期待できる反面、高いリスクも伴う投資対象です。自己責任で賢く投資しましょう。