Stable Diffusionは、文章(プロンプト)を入力するだけで、好みの画像を出力できる画像生成AIです。しかし、どんなプロンプトを書けばいいのか、どうやって画質や画風を調整できるのか、など疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、Stable Diffusionでプロンプトを上手く書くコツと例を紹介します。
プロンプトを上手く書くコツ
プロンプトとは、Stable Diffusionに画像生成の指示を与えるための文章です。プロンプトには、画像の内容や特徴、雰囲気やスタイルなどを表現するキーワードやフレーズを入力します。例えば、「a cute cat with blue eyes and a pink bow」や「a dark forest with a mysterious castle in the background」などがプロンプトとして使えます。
プロンプトの基本的な書き方
プロンプトの基本的な書き方は、以下のようになります。
- カンマ(,)で区切って、複数のキーワードやフレーズを組み合わせること
- カッコ(())で囲んで、キーワードやフレーズに補足説明を加えること
- ネガティブプロンプトにキーワードやフレーズに否定的な意味を付けること
カンマ(,)で区切って、複数のキーワードやフレーズを組み合わせること
例えば、「a cute cat, blue eyes, pink bow」や「a dark forest, a mysterious castle, background」などです。
カッコ(())で囲んで、キーワードやフレーズに補足説明を加えること
例えば、「a cute cat (with blue eyes and a pink bow)」や「a dark forest (with a mysterious castle in the background)」などです。
ネガティブプロンプトにキーワードやフレーズに否定的な意味を付けること
例えば、ネガティブプロンプトに「bright, colorful」などが入力できます。
プロンプトを書くときの注意点
プロンプトを書くときには、以下の点に注意してください。
- 具体的で明確なキーワードやフレーズを使う
- 画像生成に関係のないキーワードやフレーズは避ける
- 画像生成に矛盾するキーワードやフレーズは避ける
具体的で明確なキーワードやフレーズを使う
具体的で明確なキーワードやフレーズを使うと、画像生成の精度が高まります。例えば、「a mysterious castle」よりも「a japanese osaka castle」の方が詳細に指定できます。
画像生成に関係のないキーワードやフレーズは避ける
画像生成に関係のないキーワードやフレーズは避けると良いでしょう。例えば、「I love cats」や「this is my favorite painting」などは画像生成に必要な情報ではありません。
画像生成に矛盾するキーワードやフレーズは避ける
画像生成に矛盾するキーワードやフレーズは避けると良いでしょう。例えば、「a dark forest with bright sunlight」や「a realistic painting with cartoon style」などは画像生成に難しさが増します。
プロンプトの応用的な書き方
プロンプトの応用的な書き方は、以下のようになります。
- コロン(:)で区切って、キーワードやフレーズにカテゴリーを付ける
- スラッシュ(/)で区切って、キーワードやフレーズにバリエーションを付ける
- パーセント(%)で囲んで、キーワードやフレーズに重み付けをする
コロン(:)で区切って、キーワードやフレーズにカテゴリーを付ける
コロン(:)で区切って、キーワードやフレーズにカテゴリーを付けることができます。これをカテゴリープロンプトと呼びます。例えば、「animal: a cute cat」や「style: realistic painting」などです。
カテゴリープロンプトは、画像生成の方向性を明確にするのに役立ちます。例えば、「style: realistic painting」は、写実的な絵画風の画像を生成することを指示します。
スラッシュ(/)で区切って、キーワードやフレーズにバリエーションを付ける
スラッシュ(/)で区切って、キーワードやフレーズにバリエーションを付けることができます。これをバリエーションプロンプトと呼びます。例えば、「a cute cat / dog / rabbit」や「a realistic / abstract / impressionist painting」などです。
バリエーションプロンプトは、画像生成の多様性を増やすのに役立ちます。例えば、「animal: a cute cat / dog / rabbit」は、可愛い猫や犬やウサギの画像を生成することを指示します。
パーセント(%)で囲んで、キーワードやフレーズに重み付けをする
パーセント(%)で囲んで、キーワードやフレーズに重み付けをすることができます。これをウェイトプロンプトと呼びます。例えば、「a cute cat (with blue eyes %80 and a pink bow %20)」や「a dark forest (with a mysterious castle %50 in the background)」などです。
ウェイトプロンプトは、画像生成の優先度を調整するのに役立ちます。例えば、「with blue eyes %80 and a pink bow %20」は、青い目が80%の確率で、ピンクのリボンが20%の確率で画像に含まれることを指示します。
プロンプトの高度な書き方
プロンプトの高度な書き方は、以下のようになります。
- ダブルクオート(")で囲んで、キーワードやフレーズに強調を付ける
- アットマーク(@)で始めて、キーワードやフレーズに参照元を付ける
- ハッシュタグ(#)で始めて、キーワードやフレーズにタグを付ける
ダブルクオート(")で囲んで、キーワードやフレーズに強調を付ける
ダブルクオート(")で囲んで、キーワードやフレーズに強調を付けることができます。これをエンファシスプロンプトと呼びます。例えば、「"a cute cat" with blue eyes and a pink bow」や「a dark forest with "a mysterious castle" in the background」などです。
エンファシスプロンプトは、画像生成の焦点を強めるのに役立ちます。例えば、「"a cute cat" with blue eyes and a pink bow」は、可愛い猫の特徴を強調して画像を生成することを指示します。
アットマーク(@)で始めて、キーワードやフレーズに参照元を付ける
アットマーク(@)で始めて、キーワードやフレーズに参照元を付けることができます。これをリファレンスプロンプトと呼びます。例えば、「@Monet, a realistic painting of a cute cat with blue eyes and a pink bow」や「@Harry Potter, a dark forest with a mysterious castle in the background」などです。
リファレンスプロンプトは、画像生成のインスピレーションを与えるのに役立ちます。例えば、「@Monet, a realistic painting of a cute cat with blue eyes and a pink bow」は、モネの絵画風に影響された画像を生成することを指示します。
ハッシュタグ(#)で始めて、キーワードやフレーズにタグを付ける
ハッシュタグ(#)で始めて、キーワードやフレーズにタグを付けることができます。これをタグプロンプトと呼びます。例えば、「a cute cat with blue eyes and a pink bow #kawaii #pet #art」や「a dark forest with a mysterious castle in the background #horror #fantasy #story」などです。
タグプロンプトは、画像生成のカテゴリーやジャンルを指定するのに役立ちます。例えば、「a dark forest with a mysterious castle in the background #horror #fantasy #story」は、ホラーとファンタジーとストーリーの要素を含んだ画像を生成することを指示します。
まとめ
Stable Diffusionでプロンプトを上手く書くコツと例を紹介しました。プロンプトは、画像生成の指示となる文章です。基本的な書き方は、カンマやカッコやダッシュでキーワードやフレーズを組み合わせることです。応用的な書き方は、コロンやスラッシュやパーセントでキーワードやフレーズにカテゴリーやバリエーションや重み付けをすることです。高度な書き方は、ダブルクオートやアットマークやハッシュタグでキーワードやフレーズに強調や参照元やタグをすることです。これらの書き方を使って、自分の好みの画像を生成してみましょう。
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